安価で手に入りやすい果物であるバナナ。
そのまま食べても十分美味しいですが、手作りスムージーなどに用いる方も多いですね。
ただ、バナナは甘みが強く、シェイプアップに向かないのではないかと考えている方もいらっしゃるかもしれませんね。
実際のところ、バナナをカロリー抑制中に食べても問題ないのでしょうか。
今回は、バナナのカロリーと糖質について、またシェイプアップへのメリットや太らないためのおすすめな食べ方についてもご紹介していきます。
「太る心配なく、カロリー抑制中にバナナが食べたい!」という方は必見です!
目次
バナナのカロリーと糖質

さっそく、バナナのカロリーと糖質について見ていきましょう。
可食部100gあたりと1本(可食部120g)あたりの、バナナのカロリーと糖質を示しました。
バナナ | カロリー | 糖質 |
可食部100gあたり | 86kcal | 21.4g |
1本(可食部120g)あたり | 103kcal | 25.7g |
白飯をお茶碗に一杯でのカロリーと糖質が、252kcal・55.1gであるため、バナナを1本食べるとおおよそで、1/2杯分の白飯を食べて摂取するカロリー・糖質量になりますね。
バナナのカロリーと糖質をほかの果物と比較

続いて、バナナとほかの果物のカロリーと糖質を比較していきましょう。
どれも100gあたりのカロリーと糖質について示し、カロリーが高い順に並べてみました。
100gあたり | カロリー | 糖質 |
バナナ | 86kcal | 21.4g |
マンゴー | 64kcal | 15.6g |
柿 | 60kcal | 14.3g |
さくらんぼ | 60kcal | 14.0g |
ぶどう | 59kcal | 15.2g |
りんご | 57kcal | 14.1g |
キウイ | 53kcal | 11.0g |
パイナップル | 51 kcal | 11.9g |
ブルーベリー | 49 kcal | 9.6g |
オレンジ | 46kcal | 10.8g |
みかん | 45kcal | 11.2g |
なし | 43kcal | 10.4g |
メロン | 42kcal | 9.8g |
もも | 40kcal | 8.9g |
グレープフルーツ | 38kcal | 9.0g |
すいか | 37kcal | 9.2g |
いちご | 34kcal | 7.6g |
17種類の果物のカロリーと糖質を記載しましたが、バナナは最もカロリー・糖質ともに値が高く、カロリー抑制中に積極的に食べるべきとは言えない果物であることがわかりますね。
果物は水分量が多いグレープフルーツやすいか、いちごなどが非常に低カロリー低糖質で、細くなるためにおすすめです。
バナナのカロリーを消費するのに必要な運動量
バナナを1本(103kcal)食べた場合、どのくらい運動すればカロリーを消費できるのでしょうか。
ショッピング | 46分 |
ウォーキング | 52分 |
ジョギング | 21分 |
自転車 | 14分 |
水泳 | 13分 |
ショッピング | 57分 |
ウォーキング | 64分 |
ジョギング | 28分 |
自転車 | 18分 |
水泳 | 16分 |
※一般平均の体型の場合の消費量なので個人差があります。
カロリー抑制中にバナナを食べても太る?太らない?

バナナをカロリー抑制中に食べても良いのかというと、答えはNOです!
ご紹介した通り、バナナは果物の中でも非常にカロリーや糖質が高く、スリム向きな果物とは言えません。
ただ、そんなバナナにもシェイプアップへのメリットがいくつかありますので、取り入れ方次第ではシェイプアップに役立てることも可能です。
バナナの4つのメリット
バナナのメリット①食物繊維が豊富
バナナは、食物繊維が豊富な果物!
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維という2種類の食物繊維が含まれているのです。
水溶性食物繊維
粘り気があるために、胃や腸の中をゆっくりと移動して満腹感を与えてくれます。
さらに、糖質の吸収を抑える働きもあり、血糖値上昇が抑制されて脂肪蓄積を防ぐことが可能です。
不溶性食物繊維
胃や腸で水分を吸収して大きくふくらみ、腸を刺激。腸の動きを活発化して、お通じを良くしてくれます。
特に注目したいのが、不溶性食物繊維のお通じを良くする働き。
お通じが良くなって老廃物が排泄されれば、代謝がアップして痩せやすい体を手に入れることができます。
バナナのメリット②食欲抑制&脂肪燃焼に役立つ
食欲抑制と脂肪燃焼に役立つヒスタミン。
実はバナナには、このヒスタミンの分泌を促進する働きのある、ヒスチジンが含まれています。
ヒスチジンは体内で合成することのできない必須アミノ酸であるため、必ず食品から摂取しなければならないのです。
ヒスタミンが食欲抑制と脂肪燃焼に役立つなら、ヒスタミンを直接摂取してはダメなの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
ヒスタミンの摂取では、脳の手前に存在する「血液脳関門」という器官を通れないため、脳のなかに入ることは不可能。
そのため、食欲抑制や脂肪燃焼といったシェイプアップへのメリットを得るためには、ヒスチジンの状態で摂取する必要があるのです。
バナナのメリット③栄養価が高い

バナナは、カロリー抑制中に摂取を抑えるべき糖質を多く含む一方で、ビタミンやミネラル、アミノ酸といったシェイプアップによい栄養素を豊富に含んでいます。
カロリー抑制中には、さまざまな栄養素を摂取することで、脂肪蓄積の原因となる糖質や脂質を効率よくエネルギー変換することができるのです。
食べる量を減らしてもなかなか痩せられないという方は、シェイプアップに必要な栄養素の摂取が不足し、痩せにくい体となっているのかもしれません。
バナナのメリット④むくみ解消を促す
太って見えてしまう原因は、体がむくんでいることにあるかもしれません。
バナナには、むくみ解消に役立つカリウムが豊富に含まれています。
カリウムは、塩分排泄を促す栄養素。
体に過剰に塩分が溜まっていると、体が水分を多く保持してむくんでしまうのです。
味付けの濃いものを好んで食べる方は特に、塩分摂取が多くなりがち。
塩分摂取過多となっていることや体がむくみやすくなっていることに心当たりのある方は、バナナを食べてカリウムを摂取するのがおすすめです。
バナナを食べても太らない4つの方法
バナナを食べても太らない方法①朝食に食べる
カロリー抑制中にバナナを食べる際には、朝食として食べるのが良いでしょう。
朝なら一日の活動によってカロリー消費することができるため、カロリーが高いバナナも太る心配なく食べることができます。
バナナは非常に食べやすいため、出かける支度などで忙しい朝の時間でも手軽に食べられますね。
また、余裕のある方はほうれん草や小松菜などの野菜を加えたスムージーとして摂取するのがよいでしょう。
栄養価がアップして、シェイプアップへのメリットが大きくなります。
逆に、食べるのを避けていただきたいのは夜の時間帯。
夜は、摂取したカロリーを活動によって消費できず、脂肪として蓄積されてしまいます。
よって、カロリー抑制中にバナナを食べる場合には夜は避けて、朝に食べるようにしましょう。
バナナを食べても太らない方法②よく噛んで食べる
カロリー抑制中にバナナを食べる際には、よく噛んで食べるようにしましょう。
バナナは非常に柔らかく、それほど噛まずに食べられてしまいますが、カロリー抑制中の早食いは禁物。
食べるスピードが速いと、満腹感が得られにくく、余計なカロリー摂取をしてしまいかねません。
しっかりとよく噛んで食べれば、満腹中枢が刺激されていつもよりも少ない量で食事を終えることができます。
よく噛まずに食べてしまっていることに心当たりのある方は、意識的に1口あたり20〜30回ほど噛むようにしてみましょう。
バナナを食べても太らない方法③多めの水分とともに摂取する
さらに、バナナは多めの水分とともに摂取するのがおすすめです。
水分と一緒に摂取することで、バナナに含まれる食物繊維がしっかりと水分を吸収して、満腹感やお通じ改善に良い影響をもたらします。
水の温度は、少し冷たいと感じる程度が良いでしょう。
冷たい水はお腹に刺激を与え、腸の動きを活発化してくれます。
冷たすぎると体を冷やして代謝に良くないため、少し冷たいくらいがベストです。
バナナを食べても太らない方法④食べる量は多くとも1本

カロリー抑制中にバナナを食べる量は、1日あたり多くとも1本としましょう。
「バナナのカロリーと糖質」の項目でお伝えした通り、バナナを1本食べることで、白飯をお茶碗1/2杯食べた分のカロリー・糖質摂取となります。
1日あたり2本も3本も食べればカロリー糖質摂取過多となり、太ってしまうことが考えられるのです。
よって、カロリー抑制中にバナナを食べる際には、1日1本までとして食べすぎには充分注意しましょう。
バナナは太る!?カロリーと糖質をりんごやぶどうと比較のまとめ
今回は、バナナのカロリーと糖質について、またシェイプアップへのメリットや太らないためのおすすめの食べ方についてもご紹介してきました。
バナナはあらゆる果物の中でも非常にカロリーや糖質が高く、スリム向きな食べ物ではありません。
しかし、食物繊維が豊富なことや食欲抑制&脂肪燃焼に役立つこと、栄養価が高いこと、むくみ解消を促すことなどのシェイプアップへのメリットもあります。
そのため、カロリー抑制中には絶対に食べてはいけないというわけではありません。
カロリー抑制中にもバナナが食べたいという方はぜひ、今回ご紹介した内容を踏まえて、スリム向きな食べ方をしてみてください。
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