大根は煮物にしたり、サラダにしたり、おろして焼き魚に添えたりと調理のバリエーションが多く、非常に活用しやすい食材ですよね。
水分たっぷりでヘルシーなイメージが強いですが、カロリーや糖質はどれくらい含まれているのでしょうか。
また、食べることで体にメリットはあるのか、気になるところです。
そこで今回は、大根のカロリーと糖質について、また他の野菜とのカロリー・糖質比較や大根を食べることで得られるメリットをご紹介していきます。
また、大根を食べて太らない方法についてもチェックしていきましょう!
目次
大根のカロリーと糖質

さっそく、大根のカロリーと糖質について見ていきましょう。
目安となる量別に、大根のカロリーと糖質を以下に示しました。
大根 | カロリー | 糖質 |
輪切り1個(厚さ2.5cm:100g) | 18kcal | 2.7g |
おろし(添え程度:80g) | 14kcal | 2.2g |
味噌汁1杯分程度(45g) | 8kcal | 1.2g |
ツマひとつかみ(30g) | 5kcal | 0.8g |
大根を食べて摂取するカロリーと糖質は、それほど多くないことがわかりますね。
ただ、これだけ見てもカロリーや糖質の低さはあまり分からないため、他の食材と比較してみましょう。
大根のカロリーと糖質を他の野菜と比較
続いて、大根と他の野菜のカロリーと糖質を比較してみましょう。
大根を含めた31種類の野菜100gあたりの、カロリーと糖質について示し、カロリーが低い順に並べてみました。
100gあたり | カロリー | 糖質 |
チンゲンサイ | 9kcal | 0.8g |
レタス | 12kcal | 1.7g |
小松菜 | 14kcal | 0.5g |
もやし | 14kcal | 1.3g |
白菜 | 14kcal | 1.9g |
きゅうり | 14kcal | 1.9g |
クレソン | 15kcal | 0.0g |
セロリ | 15kcal | 2.1g |
ゴーヤ | 17kcal | 1.3g |
大根 | 18kcal | 2.7g |
トマト | 19kcal | 3.7g |
ほうれん草 | 20kcal | 0.3g |
にら | 21kcal | 1.3g |
かいわれ大根 | 21kcal | 1.4g |
春菊 | 22kcal | 0.7g |
アスパラ | 22kcal | 2.1g |
なす | 22kcal | 2.9g |
ピーマン | 22kcal | 2.9g |
水菜 | 23kcal | 1.8g |
キャベツ | 23kcal | 3.4g |
オクラ | 30kcal | 1.6g |
ブロッコリー | 33kcal | 0.8g |
なばな | 33kcal | 1.6g |
ねぎ | 34kcal | 5.8g |
玉ねぎ | 37kcal | 7.2g |
モロヘイヤ | 38kcal | 0.4g |
にんじん | 39kcal | 6.5g |
スナップえんどう | 43kcal | 7.4g |
ごぼう | 65kcal | 9.7g |
レンコン | 66kcal | 13.5g |
かぼちゃ | 91kcal | 17.1g |
とうもろこし | 92kcal | 13.8g |
グリンピース | 93kcal | 7.6g |
枝豆 | 135kcal | 3.8g |
大根は、カロリーは比較的に低い方ですが、糖質は特別高くも低くもないことがわかりますね。
ただし、野菜自体がかなり低カロリー低糖質なものが多いため、食品全体で見ればカロリー・糖質ともに低いと言えるでしょう。
大根のカロリーを消費するのに必要な運動量
大根を輪切り2個(36kcal)食べた場合、どのくらい運動すればカロリーを消費できるのでしょうか。
男性と女性、それぞれにおいて必要な運動量を記載しました。
ショッピング | 16分 |
ウォーキング | 18分 |
ジョギング | 7分 |
自転車 | 5分 |
水泳 | 5分 |
ショッピング | 20分 |
ウォーキング | 22分 |
ジョギング | 10分 |
自転車 | 6分 |
水泳 | 6分 |
※一般平均の体型の場合の消費量なので個人差があります。
大根輪切り2個を食べて摂取したカロリーを消費するには、それほど多くの運動は必要ないことがわかりますね。
運動をすることは、カロリーを消費するだけでなく筋肉量がアップして基礎代謝を上げることにもつながります。
基礎代謝が上がると、よりカロリー消費しやすい体となって、痩せやすくなれるんです♪
効率よく痩せたい方はぜひ、食事量を減らすことだけでなく運動をプラスすることも意識してみてください。
大根を食べても大丈夫?太らない?大根のメリット

大根を食べても太らないかというと、答えはYESです!
前述した通り、大根はカロリー・糖質ともに低い食品で、食べることで太る心配は少ないです。
さらに、大根には以下のようなメリットがあります。
- イソチアシアネートやビタミンCで代謝アップ
- 糖質を分解するアミラーゼが摂れる
- カルシウムが肥満予防&ストレス緩和に役立つ
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
大根のメリット①イソチアシアネートやビタミンCで代謝アップ
大根には、イソチアシアネートやビタミンCといった、抗酸化作用の高い栄養成分が含まれています。
抗酸化作用とは、体をサビつかせる原因となる“活性酸素”を除去する働きのことです。
活性酸素は本来、細菌やウイルスなどから体を守るために必要となる物質ですが、多く発生しすぎることで体をサビつかせ、体のめぐりを悪化させてしまいます。
大根を食べることで抗酸化作用がもたらされ、活性酸素が除去されれば、体のめぐりがよくなって代謝がアップ!
代謝が上がれば、カロリー消費しやすい、痩せやすい体となれますよ♪
大根のメリット②糖質を分解するアミラーゼが摂れる
大根には、アミラーゼ(ジアスターゼ)という消化酵素も含まれています。
アミラーゼは糖質を分解する酵素であり、アミラーゼを摂取することで、食事で摂取した糖質の分解がスムーズに行われ、脂肪蓄積されにくくなる期待ができるんです。
また、消化を助けてくれるという意味でも、大根を食べてアミラーゼを摂取することはよいとされていて、胃もたれや消化不良、胃潰瘍、胃炎などの予防につながると言われています。
大根のメリット③カルシウムが肥満予防&ストレス緩和に役立つ
さらに大根には、カルシウムもしっかりと含まれています。
カルシウムは、骨を丈夫にする働きがよく知られていますが、実は痩せやすい体づくりをサポートする働きもあるんです。
体内に入ったカルシウムは、脂肪の分解を促したり、脂肪の合成を抑制したりします。
そのため、肥満予防のために摂取するとよいともと言われているんですよ!
しかも、カルシウムには心を落ち着かせる作用もあるため、ストレスやイライラなどによって食べ過ぎてしまうことを防ぐことにも役立ちます。
太りたくない!大根を食べても太らない3つの方法
大根を食べる際には、太らない工夫をして食べることでさらに、大根のメリットを得られやすくなります。
そこで太りたくない人のために、大根を食べても太らない方法を3つご紹介していきます。
- 食前に食べる
- 生の状態で食べる
- 大根の葉も活用する
それぞれの方法ついて、詳しく見ていきましょう。
太らない方法①食前に食べる
太らないためには、大根を食前に食べるのがおすすめです。
大根には血糖値上昇抑制に役立つ食物繊維が含まれています。
食前に大根食べて食物繊維を摂取することで、食事での糖質摂取で血糖値が急上昇することを防ぐことができ、脂肪蓄積促進の予防が可能です。
また、大根を最初に食べておくことで、満腹感が得られやすくなって食事量を抑えることにもつながります。
お腹がすいて食べ過ぎてしまいそうなときには特に、食前のタイミングで大根を食べるとよいですね!
太らない方法②大根おろしで食べる
大根は、大根おろしで食べることでより太りにくくなります。
大根に含まれている、高い抗酸化作用をもつ「イソチアシアネート」はすりおろすことで発生し、ただ切って調理しただけでは摂取できません。
さらに、ビタミンCや糖質を分解する働きのあるアミラーゼは熱に弱く、加熱調理することで失われてしまうことが考えられます。
よって大根は、煮物などにして食べるよりも、すりおろして生の状態で食べるのがおすすめです。
ちなみに、大根の下の方がイソチアシアネートが多く含まれていますが、その分辛味が強くなってしまうため、辛いのが苦手な方は上の方を食べるのがよいですね。
太らない方法③大根の葉も活用する
大根は、根っこの部分だけでなく、葉の部分も食べるようにしましょう。
大根の葉は緑黄色野菜であり、根っこの部分よりもずっと栄養価が高いのです。
根にはないカロテンが非常に豊富に含まれており、また、ビタミンCの含有量は4倍以上も!
カロテンとビタミンCはどちらも、抗酸化作用の高い栄養素であり、しっかりと摂取することで代謝アップが期待できます。
大根を購入する際にはぜひ、葉っぱ付きのものを購入して、煮物や炒め物にして食べてみてください!
ただし、ビタミンCは加熱に弱いため、軽く熱を加える程度にするとよいですね。
【大根のカロリー】大根は太る!?トマトやブロッコリーとカロリー糖質を比較のまとめ
今回は、大根のカロリーと糖質について、また他の野菜との比較や大根を食べることで得られるメリット、太らない食べ方などについてご紹介してきました。
大根は、ヘルシーな野菜の中でもカロリーが低い方であり、糖質も高くないため、食品全体で見るとかなり低カロリー低糖質な食材です。
よって、大根を食べることで太る心配はないと言えますね。
また、イソチアシアネートやアミラーゼ、カルシウムなどの体によい影響をもたらす成分がたっぷりと含まれているため、キレイに痩せたいと考えている方は積極的に活用するべきです。
今回ご紹介した太らない方法も参考に、大根の食べ方を工夫してみてくださいね。
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