秋の味覚の一つとして挙げられる柿、お好きな方も多いのでは?
果物の中でもかなり食べ応えがある方で、甘みも強いため、カロリーや糖質が気になるところです。
また柿には、体によい影響を及ぼす栄養素は含まれているのでしょうか。
そこで今回は、柿のカロリーと糖質について、また他の果物とのカロリー・糖質比較や柿を食べることで得られるメリットをご紹介していきます。
柿を食べて太らない方法についても、合わせてチェックしていきましょう!
目次
柿のカロリーと糖質

さっそく、柿のカロリーと糖質について見ていきましょう。
柿1個あたりと1/8切れあたりのカロリーと糖質について、以下に示しました。
柿 | カロリー | 糖質 |
1個(可食部180g) | 108kcal | 25.6g |
1/8切れ(可食部23g) | 14kcal | 3.3g |
柿を食べて摂取するカロリーと糖質は、それほど多くないことがわかりますね。
ただ、これだけ見てもカロリーや糖質の低さはあまり分からないため、他の食材と比較してみましょう。
柿のカロリーと糖質を他の果物と比較
続いて、柿と他の果物のカロリーと糖質を比較していきましょう。
どれも100gあたりのカロリーと糖質について示し、カロリーが高い順に並べてみました。
100gあたり | カロリー | 糖質 |
アボカド | 187kcal | 0.9g |
バナナ | 86kcal | 21.4g |
マンゴー | 64kcal | 15.6g |
柿 | 60kcal | 14.3g |
さくらんぼ | 60kcal | 14.0g |
ぶどう | 59kcal | 15.2g |
りんご | 57kcal | 14.1g |
キウイ | 53kcal | 11.0g |
パイナップル | 51 kcal | 11.9g |
ブルーベリー | 49 kcal | 9.6g |
オレンジ | 46kcal | 10.8g |
みかん | 45kcal | 11.2g |
なし | 43kcal | 10.4g |
メロン | 42kcal | 9.8g |
もも | 40kcal | 8.9g |
グレープフルーツ | 38kcal | 9.0g |
すいか | 37kcal | 9.2g |
いちご | 34kcal | 7.6g |
18種類の果物のカロリーと糖質を記載しましたが、柿は、カロリーに関しては4番目に、糖質に関しては3番目に高くなっています。
そのため、減量中や体型維持に励んでいる最中において、柿を積極的に食べるべきとは言えませんね。
果物は水分量が多いグレープフルーツやすいか、いちごなどが非常に低カロリー低糖質で、痩せたい方におすすめです。
柿のカロリーを消費するのに必要な運動量
柿を1切れ(14kcal)食べた場合、どのくらい運動すればカロリーを消費できるのでしょうか。
男性と女性、それぞれにおいて必要な運動量を記載しました。
ショッピング | 6分 |
ウォーキング | 7分 |
ジョギング | 3分 |
自転車 | 2分 |
水泳 | 2分 |
ショッピング | 8分 |
ウォーキング | 9分 |
ジョギング | 4分 |
自転車 | 2分 |
水泳 | 2分 |
※一般平均の体型の場合の消費量なので個人差があります。
柿1切れを食べて摂取したカロリーを消費するには、それほど多くの運動は必要ないことがわかりますね。
運動をすることは、カロリーを消費するだけでなく筋肉量がアップして基礎代謝を上げることにもつながります。
基礎代謝が上がると、よりカロリー消費しやすい体となって、痩せやすくなれるんです♪
効率よく痩せたい方はぜひ、食事量を減らすことだけでなく運動をプラスすることも意識してみてください。
柿を食べても大丈夫?太らない?柿のメリット
柿を食べても太らないかというと、答えはNOです!
前述した通り、柿は果物の中でもかなりカロリーや糖質が高い方で、痩せたい方が積極的に食べるべき果物とは言えません。
ただし、そんな柿にも以下のような体によいメリットがあります。
- 美肌づくりに役立つ
- 痩せやすい体づくりに役立つ
- 食物繊維がお通じをよくする
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
柿のメリット①美肌づくりに役立つ
柿には、βカロテンやビタミンCといった抗酸化作用をもつ栄養成分がたっぷりと含まれています。
抗酸化作用とは、体をサビつかせる原因となる活性酸素を除去する働きのこと。
活性酸素は本来、細菌やウイルスなどから体を守るために必要となる物質ですが、多く発生しすぎることで体をサビつかせ、肌の老化を促進させてしまうのです。
そのため、柿を食べて活性酸素の除去を促すことは、美しい肌の形成・維持に役立ちます。
柿のメリット②痩せやすい体づくりに役立つ
柿には、βカロテンやビタミンCといった抗酸化作用をもつ栄養成分が含まれていることは、すでにお伝えしましたね。
実は、これらの栄養成分がもつ抗酸化作用は、美肌づくりに役立つだけでなく痩せやすい体をつくることにも役立つんです。
体をサビさせる「活性酸素」が除去されることで、体のめぐりがよくなって代謝がアップ!
代謝が上がれば、カロリー消費しやすい、痩せやすい体となれますよ♪
柿のメリット③食物繊維がお通じをよくする
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があり、柿には不溶性食物繊維が豊富です。
不溶性食物繊維は、胃や腸で水分を吸収して大きく膨らみ、腸壁を刺激してお通じをよくしてくれます。
お通じが悪く腸内に不要物が溜まっている状態では、ぽっこりとお腹が出て、太って見えてしまいがち。
さらに、老廃物が排泄されないために体のめぐりが悪くなり、太りやすくなってしまいます。
お通じがよくない方には特に、積極的に食物繊維を摂るべきなんです。
太りたくない!柿を食べても太らない3つの方法
柿を食べる際には、太らない工夫をして食べることで、太る心配なく柿を食べることができるんです。
太りたくない人のために、柿を食べても太らない方法を3つご紹介していきます。
- 間食に用いる
- 朝食として食べるのもOK
- よく噛んで食べる
- 食べすぎに注意
それぞれの方法ついて、詳しく見ていきましょう。
太らない方法①間食に用いる
甘さがあってしっかりと満足感が得られる柿は、間食に用いるのがよいでしょう。
減量や体型維持を意識している最中は余分なカロリー・糖質摂取を抑えるためにも、極力間食をしない方がよいのでは?と考える方も多いかと思います。
ただし、どうしても空腹感が我慢できないときや夜ご飯が遅くなってしまいそうなときには、食事で食べ過ぎることを防ぐために少量、満足感が得られる食品を食べるのがよいのです。
柿を用いることで、砂糖や油をたっぷりと含んでいるスナック菓子やチョコレート菓子を用いるよりはずっと、体を引き締めることに適した間食とすることができます。
また、間食をとる時間は、最も太りにくい時間帯である3時ごろとするのがおすすめですよ!
太らない方法②朝食として食べるのもOK
柿は、間食に用いることに加えて、朝食として食べるのもおすすめです。
朝なら一日の活動によってカロリー消費することができるため、カロリーが気になる柿も太る心配なく食べることができます。
柿は、剥いてカットするだけで食べられるため、出かける支度などで忙しい朝の時間にも活用しやすいですね。
逆に、食べるのを避けていただきたいのは夜の時間帯。
夜は、摂取したカロリーを活動によって消費できず、脂肪として蓄積されてしまいます。
よって、減量中や体型維持に励んでいる最中に柿を食べる場合には夜は避けて、朝に食べるようにしましょう。
太らない方法③よく噛んで食べる
太らないためには、よく噛んで食べることも大切です。
柿をよく噛んで食べることで満腹中枢が刺激されて、より満腹感が得られやすくなります。
普段食べるスピードが速い方は特に、1口あたり30回以上噛むことを意識できるとよいですね。
柿を加熱調理して料理にしたり、ジャムにしたりする方もいらっしゃるかもしれませんが、噛む回数を増やすためにも極力、そのままの状態で食べるようにすることをおすすめします。
太らない方法④食べすぎに注意
柿の食べ過ぎには十分注意しましょう。
いくらに役立つ栄養素が含まれているからといっても、食べ過ぎてしまってはカロリー・糖質摂取過多となって痩せられません。
また、柿には鉄の吸収を阻害する働きをするタンニンが含まれており、柿を食べすぎることで貧血を引き起こしやすくなる可能性もあります。
一日に食べる量は1個までとするのがよいと言われていますが、体質の問題もあるため、不安な方は少なめにしてくださいね。
【柿のカロリー】柿は太る!?りんごや梨とカロリー糖質を比較のまとめ
今回は、柿のカロリーと糖質について、また他の果物との比較や柿を食べることで得られるメリット、太らない食べ方などをご紹介してきました。
柿は食品全体で見ればカロリー糖質ともにそれほど高くない食品ですが、果物の中では高カロリー高糖質であることがわかりましたね。
ただし、ビタミンCや食物繊維などの体によい栄養素がしっかりと含まれており、食べ過ぎなければ問題ありません。
柿を食べる際にはぜひ、今回ご紹介した太らない方法で実践して、太る心配なく美味しく食べてみてくださいね。
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