片栗粉といえば、お料理でとろみをつけたり、揚げ物の衣に使ったり、お料理に便利な調味料のひとつです。
普段何気なく使っている片栗粉ですが、カロリー抑制中の方は、使っても大丈夫なのか気になります。
せっかく低カロリーのメニューを作っても、調味料のせいで高カロリーになってしまったら残念ですよね?
そこでスリミーでは、片栗粉はそもそも何で出来ていて、カロリーや糖質はどれくらいあるのかについて検証していきます。
カロリー抑制中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
片栗粉のカロリーは?

片栗粉は、本来ユリ科の「カタクリ」という多年草から作られていましたが、今はほとんどの片栗粉はじゃがいものでんぷんから精製されています。
では、片栗粉のカロリーをみていきましょう。
分量 | g(グラム)数 | kcal(カロリー) |
片栗粉小さじ1 | 3g | 10kcal |
片栗粉大さじ1 | 9g | 30kcal |
片栗粉100g | 100g | 330kcal |
片栗粉1カップ | 130g | 429kcal |
片栗粉のカロリーは、100gあたり330キロカロリーあり、大さじ1は30キロカロリー、小さじ1は10キロカロリーとなります。
片栗粉はじゃがいもの精製粉なので、カロリーは高めですが、料理に使う量も少な目ですから、あまり気にする程ではありません。
例えば、大きなお鍋で汁物を作ってとろみを付けるために片栗粉を入れたとしても、せいぜい大さじ2~3の量ですから、60キロカロリー増える程度です。
カロリー抑制中に、カロリーを抑えるために、わざわざ片栗粉の料理を減らす必要はありません。
料理で片栗粉を使う場合は、薄力粉のように多量に使用することはほとんどなく、主にとろみをつけたり、衣として使ったりするだけですから、そこまで気にする必要はないと言えます。
片栗粉の糖質は?
料理にとろみをつけたり、かりっとした衣のから揚げを作る際に役立つ片栗粉。
カロリー抑制をされてる方は、「片栗粉って糖質あるの?」と思うかもしれませんが、糖質量は意外にも高めなのです。
片栗粉は約80%がなんと糖質で構成されているため、糖質量は100gあたり81.6gとかなり多めです。
ちなみに、お米のお茶碗一杯分の糖質は55gですから、片栗粉の糖質はかなり高いということがわかります。
しかし、先程のカロリーでも述べたように、片栗粉は料理において、ごく少量しか使用されないため、摂取される糖質もわずかになります。
片栗粉だけを大量に摂取する料理はほとんどなく、大さじの単位で摂取することが多いです。
片栗粉でカロリー抑制をするには、片栗粉大さじ1で糖質は7.4gですから、それを基準に料理に適用する量を考えて使用すると良いでしょう。
片栗粉と小麦粉のカロリーと糖質はどちらが低い?

片栗粉は糖質が高い調味料だとわかりましたが、小麦粉やカレー粉、ベーキングパウダーと比べるとどうなのでしょうか?
片栗粉と他の粉類のカロリーと糖質の比較
片栗粉 | 小麦粉 | カレー粉 | ベーキングパウダー | |
カロリー
(100gあたり) |
330kcal | 368kcal | 414kcal | 126kcal |
糖質量
(100gあたり) |
81.6g | 73.4g | 26.4g | 29g |
片栗粉は、ジャガイモのデンプンからできたものなので、他の粉類と比較するとかなり糖質が高いとわかります。
しかし、普通の家庭料理で片栗粉を大量に100gも使うことはほとんどありませんので、カロリー抑制中でも片栗粉から糖質を摂りすぎてしまう心配はほとんどありません。
よく料理に使用される小麦粉、中でも薄力粉はカロリー自体は片栗粉のほうが若干低いのですが、糖質は片栗粉のほうが多いことがわかります。
よって、カロリー抑制中は、片栗粉よりも薄力粉のほうが向いているかと言えます。
片栗粉や小麦粉はお菓子やパン作りでもよく使われているので、片栗粉が多く含まれた和菓子などは注意が必要です。
小麦粉は片栗粉に比べてカロリーが高く、そして、片栗粉は小麦粉に比べて糖質が高いことを覚えておくと良いでしょう。
片栗粉の栄養素は?
ここで、片栗粉にはどんな栄養素が含まれているのかをみていきましょう。
片栗粉の栄養素は炭水化物が多くほとんどが糖質となっていて、その他には鉄、胴、マグネシウム、カリウム、カルシウムが微量に含まれています。
カロリー抑制中に、片栗粉からの栄養素を摂取することは期待できませんので、調理の仕方で工夫すると良いでしょう。
カロリー抑制中に片栗粉を使っても大丈夫なの?

片栗粉の原料はじゃがいものでんぷん粉、つまり炭水化物になります。
炭水化物は糖質と食物繊維からなっていますが、片栗粉の約80%が糖質で構成されているので、消化吸収されるとブドウ糖に変わり、エネルギーになります。
カロリー抑制中に、過剰なエネルギー摂取は肥満を招くことになり、避けたほうが良いでのす。
そう考えると、片栗粉は決してカロリー抑制中には向いていませんが、片栗粉は料理に使われる量がそもそも少ないため、糖質を取りすぎるようなことにはなりません。
片栗粉にはカロリー抑制中に良いの?
片栗粉そのものは炭水化物ですので、カロリー抑制には適しませんが、じゃがいものでんぷんには、胃腸の調子を整える整腸作用があります。
そのため、カロリー抑制中に片栗粉を摂取することによって腸の調子が整い排便を促してカロリー抑制中に役立ちます。
片栗粉はさまざまな料理に利用れますが、特にとろみをつけた料理は、胃腸の調子を良くする作用があるのです。
片栗粉の摂取によって胃腸の調子が良くなれば、代謝がアップして痩せやすい体質になっていきます。
慢性的なお通じの悪さで体内に蓄積されていた老廃物や不純物がお腹がスッキリするので、カロリー抑制中にも役立ちます。
裏技としては、ホットココアやコーヒー、お味噌汁に片栗粉を小さじ1杯入れて混ぜるだけで、お腹スッキリさせることができます。
片栗粉自体には味がないので、好きな飲み物に入れるだけで、カロリー抑制中に役立つ飲み物に変えることができるので、試してみてください。
片栗粉の太らない食べ方は?
片栗粉はカロリーが高く、糖質量も多いとわかりましたが、どうすれば太らない使い方ができるのでしょうか?
①スープに入れてとろみをつける
片栗粉と言えば、中華丼や天津丼などでとろみをつけるために使われますが、このとろみは腹持ちを良くしてくれるのでカロリー抑制中に役立ちます。
カロリー抑制中は、中華丼や天津丼はご飯(炭水化物)が多いため適しませんが、スープ系の料理にとろみをつければ、糖質やカロリーも抑えることができます。
また、野菜や鶏団子、しらたきなどがたっぷり入ったとろみのあるスープは、消化も良く腹持ちも良く、カロリー抑制中には最適です。
②飲み物に混ぜて胃腸を整える
片栗粉は料理に使うだけでなく、飲み物に入れとろみをつけても腹持ちを良くすることができます。
例えば、ココアやホットレモネードに片栗粉を入れてとろみをつけると、カロリー抑制中の間食にもオススメです。
要注意!片栗粉の太ってしまう食べ方は?

カロリー抑制中は、片栗粉を唐揚げの衣に使うと多量の粉を使うことになるため、糖質を過剰に摂取することに繋がるので、避けたほうが良いです。
また、中華丼や天津丼といった炭水化物がメインの料理もカロリー抑制中は、太ってしまう食べ方になるので気をつけましょう。
スープにとろみを付ける摂取方法ならば、せいぜい3g程度しか片栗粉を使用しませんので、糖質が気になる心配もありません。
ただし、片栗粉を料理に使用している以上は糖質ゼロにはなりませんので、厳しいカロリー制限をされている方は、すべてにおいて片栗粉の使用を控えたほうが良いでしょう。
【スリムレシピ】片栗粉を使ったわらび餅
片栗粉を使ったわらび餅の材料
- 片栗粉:50グラム
- 砂糖 :大さじ2杯
- 水 :250cc
- きな粉:大さじ2杯
- 黒蜜 :適量
片栗粉を使ったわらび餅の作り方
- 水と砂糖を鍋に入れ、弱火にかけます
- 1の鍋に片栗粉をだまにならないように少しずつ加えながら混ぜていきます
- とろみがついてくるので焦げないように混ぜ続け、プルプルになったら火を止めます
- ボールに水を張り、3のわらび餅のもとをスプーンでひとすくいずつ水のなかに入れていきます
- キッチンペーパーで水気をとり器に盛り付けます
- お好みで、きな粉や黒蜜をかけましょう。
参考:片栗粉で(*^^*)きな粉わらび餅☆ レシピ・作り方|クックパッド

片栗粉や小麦粉って、気を付けていないといつの間にか口にしている食材です。糖質カット中の私は、できるだけ粉類を食べたくないので、なるべく自炊しています。片栗粉でとろみをつけたいときは、オクラや山芋などの粘り気のある野菜を使うのがおすすめ。麻婆豆腐やカレーなどにうまくとろみがつきます。
(30代・女性)

糖質カットシェイプアップって、かなりまめなひとでないと無理なのではと思います。料理をするときには地味に、片栗粉ってよく使いますが、調べてみたらこれもNG。代用品を使うとのことですが、はっきり言って面倒です。忙しい毎日のなかで料理に時間はかけられませんし、私にはちょっとハードルが高すぎます。
(20代・女性)
カロリー抑制中に片栗粉を使っても大丈夫?カロリーを抑える方法は?のまとめ
今回は、カロリー抑制中に気になる片栗粉のカロリーと糖質量、そして他の粉類との比較や太らない片栗粉の摂取方法をみていきました。
片栗粉は意外にもカロリーや糖質が高いとわかり、ドキッとされた方もいる方もしれませんが、お料理に使う片栗粉の分量は少なめなので、気にする程ではありません。
カロリー抑制中の方は、中華丼や天津丼といった炭水化物多めの料理ではなく、スープやドリンクなどに使うのがオススメです。
どんな料理に利用するかによって、使用する片栗粉の量が変わるので、上手に利用してスリム作戦を成功に導きましょう。
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