みずみずしくて、甘みがしっかりとある梨は美味しくて、食べ始めたら止まらない…なんてこともありますよね。
減量中の方や体型維持に努めている方は、梨を食べることで太る心配はないのか気になるところです。
また、梨を食べることで得られるメリットはあるのでしょうか。
そこで今回は、梨のカロリーと糖質について、また他の果物とのカロリー・糖質比較やスイカを食べることで得られるメリットをご紹介していきます。
梨を食べて太らない方法についても、チェックしていきましょう!
目次
梨のカロリーと糖質

さっそく、梨のカロリーと糖質について見ていきましょう。
梨1個あたりと1/8切れあたりのカロリーと糖質について、以下に示しました。
梨 | カロリー | 糖質 |
1個(可食部250g) | 108kcal | 26.0g |
1切れ(1/8個:可食部31g) | 13kcal | 3.2 g |
梨を食べて摂取するカロリーと糖質は、それほど多くないことがわかりますね。
ただ、これだけ見てもカロリーや糖質の低さはあまり分からないため、他の食材と比較してみましょう。
梨のカロリーと糖質を他の果物と比較
続いて、梨と他の果物のカロリーと糖質を比較していきます。
どれも100gあたりのカロリーと糖質について示し、カロリーが高い順に並べてみました。
100gあたり | カロリー | 糖質 |
アボカド | 187kcal | 0.9g |
バナナ | 86kcal | 21.4g |
マンゴー | 64kcal | 15.6g |
柿 | 60kcal | 14.3g |
さくらんぼ | 60kcal | 14.0g |
ぶどう | 59kcal | 15.2g |
りんご | 57kcal | 14.1g |
キウイ | 53kcal | 11.0g |
パイナップル | 51 kcal | 11.9g |
ブルーベリー | 49 kcal | 9.6g |
オレンジ | 46kcal | 10.8g |
みかん | 45kcal | 11.2g |
なし | 43kcal | 10.4g |
メロン | 42kcal | 9.8g |
もも | 40kcal | 8.9g |
グレープフルーツ | 38kcal | 9.0g |
すいか | 37kcal | 9.2g |
いちご | 34kcal | 7.6g |
18種類の果物のカロリーと糖質を記載しましたが、梨は、カロリーに関しては比較的低い方ですが、糖質は高くも低くもないことがわかります。
全体的に見ると、水分量が多い果物ほど、カロリーや糖質が低くなっているようですね。
梨のカロリーを消費するのに必要な運動量
梨を1切れ(13kcal)食べた場合、どのくらい運動すればカロリーを消費できるのでしょうか。
男性と女性、それぞれにおいて必要な運動量を記載しました。
ショッピング | 6分 |
ウォーキング | 7分 |
ジョギング | 3分 |
自転車 | 2分 |
水泳 | 2分 |
ショッピング | 7分 |
ウォーキング | 8分 |
ジョギング | 4分 |
自転車 | 2分 |
水泳 | 2分 |
※一般平均の体型の場合の消費量なので個人差があります。
梨1切れを食べて摂取したカロリーを消費するには、それほど多くの運動は必要ないことがわかりますね。
運動をすることは、カロリーを消費するだけでなく筋肉量がアップして基礎代謝を上げることにもつながります。
基礎代謝が上がると、よりカロリー消費しやすい体となって、痩せやすくなれるんです♪
効率よく痩せたい方はぜひ、食事量を減らすことだけでなく運動をプラスすることも意識してみてください。
梨を食べても大丈夫?太らない?梨のメリット
すでにご紹介した通り、梨は果物の中でもカロリーが低い方であり、糖質もそれほど高くないため太る心配なく食べることができます。
さらに、梨には以下のようなメリットがあります。
- むくみ解消に役立つカリウムが摂れる
- ソルビトールがお通じの不調を予防する
- ペントザンが脂肪分解を助ける
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
梨のメリット①むくみ解消に役立つカリウムが摂れる
梨には、カリウムがしっかりと含まれています。
カリウムは、塩分排泄を促す栄養素。
体内に、過剰に塩分が溜まっていると、体が水分を多く保持してむくんでしまうのです。
体がむくむと、太って見えてしまいかねないため、痩せたい方はむくみも意識する必要があります。
塩分摂取過多となっていることや体がむくみやすくなっていることに心当たりのある方は、カリウムを積極的に摂取するのがおすすめです。
梨のメリット②ソルビトールがお通じの不調を予防する
梨には、ソルビトールという糖分が多く含まれています。
ソルビトールには、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促進させる作用や緩下作用があり、お通じの不調予防にとってもいいんです♪
お通じの不調になると、腸内に不要物が溜まって代謝が悪くなってしまいかねません。
代謝のよい、痩せやすい体を保つために、減量中や体型維持を意識している最中には、梨のようなお通じの不調予防に役立つ食べ物を食べるのがおすすめです。
梨のメリット③ペントザンが脂肪分解を助ける
梨には、シャリシャリとした食感がありますよね。
この食感のもとは、石細胞(せきさいぼう)と呼ばれるもの。
石細胞は「ペントザン」という成分からつくられており、このペントザンにはなんと、脂肪分解を助ける作用があるんです。
また、ペントザンには吹き出物や肌のザラつきといった肌トラブルを防ぐ作用もあり、美容にもいいんですよ♪
日本産の梨には特に石細胞が多く、日本産の梨を食べることでペントザンをしっかりと摂取することができます。
太りたくない!梨を食べても太らない4つの方法
梨を食べる際には、太らない工夫をして食べることでさらに、梨のメリットが得られやすくなります。
そこで太りたくない人のために、梨を食べても太らない方法を4つご紹介していきます。
- 間食に用いる
- よく噛んで食べる
- 温かい飲み物と一緒に摂取する
- 食べすぎに注意
それぞれの方法ついて、詳しく見ていきましょう。
太らない方法①間食に用いる
甘さがあってしっかりと満足感が得られる梨は、間食に用いるのがよいでしょう。
減量や体型維持を意識している最中は余分なカロリー・糖質摂取を抑えるためにも、極力間食をしない方がよいのでは?と考える方も多いかと思います。
ただし、どうしても空腹感が我慢できないときや夜ご飯が遅くなってしまいそうなときには、食事で食べ過ぎることを防ぐために少量、満足感が得られる食品を食べるのがよいのです。
梨を用いることで、砂糖や油をたっぷりと含んでいるスナック菓子やチョコレート菓子を用いるよりはずっと、体を引き締めることに適した間食とすることができます。
太らない方法②よく噛んで食べる
太らないためには、よく噛んで食べることも大切です。
水分たっぷりの梨でも、よく噛んで食べることで満腹中枢が刺激されて、満腹感が得られやすくなります。
普段食べるスピードが速い方は特に、1口あたり30回以上噛むことを意識できるとよいですね。
梨は、他の食材と合わせてミキサーに入れ、スムージーとして摂取する方もいらっしゃるかもしれませんが、噛む回数を増やすためにも極力、そのままの状態で食べるようにすることをおすすめします。
太らない方法③温かい飲み物と一緒に摂取する
梨には水分が非常に多く含まれているため、体を冷やす作用もあります。
体温が下がると、代謝が低下して痩せにくい体となってしまうのです。
そのため、梨を食べる際には温かい飲み物を用意して、体温を下げないように工夫するのがよいでしょう。
お水を沸かしただけの白湯でもよいですが、おすすめは生姜湯!
生姜にはジンゲロールやショウガオールという成分が血行促進によい成分が含まれているんです。
ジンゲロールは血液循環をよくして手指や足先などの末端分まで血液を行き届かせてくれますし、ショウガオールは内臓の温度を上げて、体内から血のめぐりをよくする働きをします。
糖質摂取を増やさないためにも、砂糖は入れないようにしてくださいね。
太らない方法④食べすぎに注意
梨の食べ過ぎには十分注意しましょう。
いくらむくみ解消やお通じの不調予防、脂肪分解サポートに役立つ栄養素が含まれているからといっても、食べ過ぎてしまってはカロリー・糖質摂取過多となって痩せられません。
また、梨にはソルビトールという糖分が含まれており、梨を多く食べてこの糖分を摂りすぎることでお腹を下す恐れもあります。
一日に食べる量の目安は、大きいもので、2/3個程度、小ぶりのもので1個程度と言われていますが、体質の問題もあるため、不安な方は少なめにしてくださいね。
【梨のカロリー】梨は太る!?りんごや柿とカロリー糖質を比較のまとめ
今回は、梨のカロリーと糖質について、また他の果物との比較や梨を食べることで得られるメリット、太らない食べ方などについてご紹介してきました。
梨はカロリーや糖質が比較的低い食品であるため、食べることで太ってしまう心配はないでしょう。
また、むくみを解消させる働きのあるカリウムやお通じの不調予防に役立つソルビトール、脂肪分解を助けるペントザンなどの栄養素もしっかりと含まれていることが分かりましたね。
減量中や体型維持に努めている最中にも甘いものが食べたい方はぜひ、今回ご紹介した太らない方法を参考に、梨を食べてみてくださいね。
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