みなさんパセリにどんなイメージをもっていますか?料理のアクセントくらいにしか思われていないかもしれませんね。
実は、パセリは野菜の中でも飛び抜けて栄養価が高い野菜なのです。そして、その高い栄養価がシェイプアップにとていいんです。
普段、パセリを食べずに残してしまっている人は非常にもったいないことをしています。
今回は栄養豊富なパセリを用いたパセリシェイプアップのやり方とパセリを生かしたおすすめレシピを5つご紹介します。
食事にパセリを取り入れて、健康的にシェイプアップをしてみてはいかがでしょうか。
目次
パセリのカロリーと糖質
パセリは、ハーブの1種で、セリ科の緑黄色野菜です。鮮やかな緑色が特徴的で、付け合わせや、料理のアクセントとしてよく用いられますね。
しかし、苦味が強いためにあまり好んで食べる人はおらず、食べられずに捨てられてしまうこともしばしばあります。
そんな悲しい存在のパセリですが、実は栄養の宝庫であり、シェイプアップに非常に良い野菜なのです。
パセリ100gあたりのカロリーと糖質は以下の通りです。
カロリー | 糖質 | |
パセリ | 43kcal | 1.0g |
パセリは野菜の中でもカロリー・糖質ともに、かなり値が低いです。これなら積極的に食事に取り入れても太る心配はなさそうですね。
パセリシェイプアップのやり方
パセリシェイプアップでは、パセリを食べる量やタイミングはとくに決まっておりませんが、できる限り継続して、毎日摂取することでメリットが得られやすいですよ。
食事の前にパセリを食べて満腹感を得やすくしたり、毎食一品、パセリを使用した料理に食べたりなど、自分が取り組みやすい方法でパセリを食事に取り入れてくださいね。
また、ドライパセリを持ち歩くことで外食をする際にもパセリシェイプアップが可能です。
パラパラとふりかけるだけのドライパセリなら外食でも抵抗なく、さまざまな料理にふりかけてパセリを摂取することができます。
ドライパセリはスーパーなどで購入することができますし、ご自宅でもパセリと電子レンジさえればドライパセリを簡単に作ることができます。
今回、「パセリを使ったおすすめレシピ」の項目においてドライパセリの作り方をご紹介しています。
手作りすればかなり節約になりますし、たくさん作ってストックしておくことができますね。
ドライパセリを活用して、いつでもどこでもパセリシェイプアップを行ってください。
パセリシェイプアップのメリット
パセリを食べることで得られるメリットを3つお伝えします。
代謝が良くなる
パセリには、基礎代謝に関わりのある鉄分が豊富に含まれています。
鉄分は、貧血予防として摂取が必要だということはよく知られていますよね。
実は、貧血を予防することは代謝を良くすることにもつながるのです。
貧血は、酸素を運搬するヘモグロビンが減少することで息切れやめまい、頭痛などの症状が現れます。
この酸素が全身に行き渡っていない状態は、全身の代謝も悪くなっているという状態にあります。
そのため、鉄分を十分に摂取することは基礎代謝を上げるためにも大切なことなのです。
鉄を多く含むパセリを食べることで基礎代謝を上げ、痩せやすい体をつくることができますよ。
むくみが解消される
パセリにはカリウムが多く含まれています。
カリウムには体内の余分な塩分を排出させる働きがあります。
その結果、体が過剰に水分を溜め込むのを防ぐことになり、むくみが解消されます。
パセリを食べることでむくみのない、すっきりとした体にしましょう。
食べ過ぎを防ぐ
パセリ独特の苦味は、胃液を分泌させ、少量の食事でも満腹感が得られます。
現代人は胃液が少なく、とくに日本人の胃酸分泌量は、欧米人に比べてとても少ないそうです。
胃液が十分に出ないと、タンパク質をはじめとする栄養吸収がうまくできず、細胞には栄養が行き届かなくなります。
すると体は栄養不足と判断して、脳がさらに食事をとるように指令をします。
そのために必要以上な食事量をとってしまい、太ってしまうのです。
パセリの苦味は胃液を分泌させる働きがあります。
パセリを食べて胃液を分泌させることで、カロリー抑制中で食事量が少なかったとしても、きちんと満腹感を得られ、食べ過ぎを防ぐことができますよ。
パセリシェイプアップのポイント
パセリシェイプアップのポイントについて4つお伝えします。
パセリは切る前に水で洗いましょう
パセリに多く含まれるビタミンCは水溶性ビタミンです。
水溶性ビタミンは加熱することで働きを失ってしまったり、水にさらすことで栄養分が流出してしまったりと非常に弱いビタミンです。
ビタミンCは美肌メリットや疲労回復メリットなどが期待でき、とくに女性にとって嬉しいメリットをもたらす栄養素です。
ビタミンCを豊富に摂取したい場合は、極力加熱せずに生でパセリを食べるのが良いですね。
また、パセリを刻んでから水にさらすのではなく、刻む前に水洗いをすることでビタミンCの流出を減らすことができます。
パセリの保存方法を工夫しましょう
パセリを保存する際には、野菜室に入れるようにしましょう。
パセリは温度が低すぎると栄養素が壊れてしまったり、鮮度が落ちてしまったりします。
また、ペーパータオルでパセリを包み、ポリ袋に入れて立てるように保存しておくことで、新鮮さを保つことができますよ。
加熱調理をしたパセリを取り入れましょう
パセリは加熱するとビタミンCが壊れてしまいますが、βカロテンは吸収率が上がります。
βカロテンは免疫力アップや生活習慣予防にメリットに働きます。
そのようなβカロテンのメリットを得たい場合には、加熱したパセリを食べると良いですね。
さらに油を使用して調理することで、よりβカロテンの吸収率が高まりますよ。
一緒に食べる食材や調理法に注意しましょう
パセリ自体は非常にカロリーが低いですが、一緒に食べる食材や調理法によってはカロリーが高くなり、太りやすい料理となってしまいます。
とくに、油脂類を使って調理する場合には注意が必要です。
大さじ1杯あたりで、マヨネーズは84kcal、サラダ油は111kcalもあるのです。
いくらパセリにメリットがあるからといって、他の食材でカロリーを多くとってしまっては意味がありません。
パセリを取り入れているからいって安心せず、口にするものひとつひとつに注意を向けてシェイプアップをしていくことが大切です。
パセリシェイプアップの注意点
パセリシェイプアップにおいて注意するべき点が2点あります。
それぞれの注意点について詳しくお伝えします。
パセリの食べ過ぎに気を付ける
非常にメリットの高いパセリですが、食べ過ぎると体に支障をきたす可能性があります。
パセリを過剰摂取すると、吐き気や腎臓・肝臓障害を引き起こす恐れがあります。
そのため、1日200g以内を目安にパセリを摂取していただきたいです。
生の状態のパセリでは200gはかなりの量であり、1日でそれだけのパセリの摂取はしないと思いますが、加熱をして食べるとなるとカサが減ってたくさんの量を食べることができるため、摂取量に注意する必要があります。
妊娠中・授乳中の摂取に気を付ける
妊娠中や授乳中の女性はパセリの摂取を避けた方が良いです。
パセリに含まれる「アピオール」という成分が子宮に刺激を与える作用があるため、多くのパセリを摂取し続けると流産をする可能性があります。
少量を食べる程度なら問題はないようですが、念のため妊娠中や授乳中の方は摂取を控えた方が良いです。
パセリの口コミ

食事の前にパセリを食べると胃液の分泌が促されるというパセリシェイプアップ。
私は、少し食べ過ぎると胃が張る体質で胃薬が欠かせませんでした。少ししか食べていないのに痩せないのも悩みの種。
パセリの摂取を心がけるようになってから、胃の不快感が緩和され、あきらかに消化がよくなった実感があります。
(20代・女性)

パセリって美味しいのでしょうか。苦くてパサパサしていて、なんだか自分が鳥や小動物になった気分です。
胃腸によくてシェイプアップの助けになるらしいけれど、これなら胃薬を飲む方がずっと楽ではないかと思います。
薬だと思って試してみたけれど、これは無理ですね。
(30代・女性)
パセリを使ったおすすめレシピ5選
パセリシェイプアップでは、パセリを食べ続ける必要があります。
生のパセリをそのまま食べていても良いですが、できれば、さまざまな食材・調味料とパセリをあわせた料理なども取り入れて、パセリを美味しく食べる工夫をした方が、シェイプアップが長続きしますよ。
今回はパセリを使用したおすすめレシピを5つご紹介します。パセリ料理のレパートリーを増やしてくださいね。
パセリのおひたし
材料
パセリ 50g
めんつゆ 大さじ1/2
白いりごま 大さじ1
作り方
1パセリをよく洗って茎をとり、さっと塩ゆでにする。
2ざるにあげ、冷水でざっと流して絞る。葉が大きい場合は刻む。
3めんつゆとごまを混ぜる。冷蔵庫で冷やしたらできあがり。
パセリは、ほうれん草のようにおひたしにすることでたくさんの量が食べられます。
生のパセリに食べ飽きたら、ぜひおひたしにしてみてください。かなりの栄養素量が摂取できそうですね。
パセリサラダ
材料
パセリ 50g
トマト 1個
玉ネギ1/2個
〇酢 大さじ2
〇オリーブオイル 大さじ1
〇レモン汁 少々
〇砂糖 大さじ1/2
〇にんにくパウダー 小さじ1/2
〇塩 少々
〇こしょう 少々
作り方
1たまねぎはラップで包み電子レンジで30秒加熱する。
2パセリをみじん切りにする。茎の部分も細かく切る。
3たまねぎは粗みじん、トマトはざく切りにする。
4〇の材料を混ぜてドレッシングを作る。
5パセリ、トマト、たまねぎをドレッシングと合わせたらできあがり。
生のパセリをたっぷりに使ったサラダです。サラダなら、熱に弱いビタミンCもしっかりと摂取できますね。
苦くて少しクセのあるパセリですが、酢やレモン汁、ニンニクパウダー、こしょうを使用したドレッシングでしっかりと味をつけることで、生でも美味しく食べられますよ。
パセリとバナナのグリーンスムージー
材料
パセリ 2〜3束
バナナ 1本
リンゴ 1個
水 100ml
作り方
1皮をむいたバナナ、ざく切りにしたリンゴ、パセリ、水をミキサーに入れて撹拌する。
2グラスに注いだらできあがり。
グリーンスムージーも、生のパセリが食べられるため、ビタミンCの働きが失われることなく体内に取り込むことができますね。
りんごやバナナなどのフルーツを入れることで、パセリの苦味やクセが軽減されて飲みやすいグリーンスムージーですよ。
ドライパセリ
材料
パセリ お好みの量
作り方
1パセリをよく洗い、しっかり水を切る。 太い茎から先端だけちぎる。
2耐熱皿の上にキッチンペーパーを敷き、重ならないようにパセリを置く。
3ラップはかけず、レンジ(550W)で2分半加熱する。カリカリになるまでは加熱する。
4キッチンペーパーを丸めて、手で握ってパセリをつぶす。
5瓶に詰めて、できあがり。
パセリをレンジで加熱するだけで、自宅で簡単にドライパセリが作れます。
生のパセリが苦手な人は、ドライパセリにしてスープやサラダにかけることで、抵抗なくパセリが摂取できますね。
瓶に詰めることで長期保存もできておすすめですよ。
パセリソース
材料
パセリ 5枝
オリーブオイル 大さじ4
塩 小さじ3/4
黒胡椒 少々
くるみ 20g
にんにく 1かけ
作り方
材料を適当な大きさに切って、調味料と一緒にフードプロセッサーでなめらかになるまで混ぜ合わせたらできあがり。
パセリと調味料を用意して、フードプロセッサーで混ぜるだけでおしゃれなパセリソースが作れます。
焼いた魚や肉に付けて食べたり、パスタとからめて食べたりとさまざまな使い道があります。
また、レモンやお酢を足してドレッシングにしてもおいしいですよ。その他、パセリ酒、パセリソルトにも活用できます。
パセリシェイプアップのまとめ
パセリは非常に栄養が豊富な野菜で、さまざまなメリットが得られることがわかりましたね。
パセリを食べることは、メリットだけではなく美容メリットや健康メリットも期待できるため、シェイプアップをしたい人だけでなく、多くの人にパセリを食べてもらいたいですね。
多くの点で素晴らしい働きをするパセリを、料理のアクセントや飾りで終わらせるのは非常にもったいないです。
今回ご紹介したレシピを参考に、さまざまな料理にパセリを活用して、美味しく有効的にパセリを食べてください。
今までパセリを食べずに残してきた人は、これからは積極的に食べるように意識しましょう。
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