シュトーレンとは、中にドライフルーツやナッツ類がたくさん入っていて、上には白砂糖がまぶしてある菓子パンのような食べ物。
もとももはドイツ発祥の菓子パンで、ドイツやオランダではクリスマスによく食べる伝統的なお菓子です。
ナッツやドライフルーツがねり込まれていて、粉砂糖がふりかかっている見た目はなんともおいしそう・・・
と同時に思うのは、食べたら太りそう・・・ということ。
実際のところ、シュトーレンを食べることで太ってしまうのでしょうか。
見た目はとても高カロリーで太りそうなイメージがあるシュトーレンですが、カロリー抑制中に食べても大丈夫なのか気になります。
そこでスリミーでは、シュトーレンのカロリー、糖質量、太らない方法をご紹介します。

目次
シュトーレンのカロリーと糖質
シュトーレンは作り方や材料、大きさによってカロリーと糖質量は異なります。
ここでは、日本のパン屋で販売されている一般的なシュトーレンのカロリーと糖質量をみていきましょう。
シュトーレン | カロリー | 糖質量 |
100gあたり | 351kcal | 41.5g |
一本(400~500g) | 1500kcal~
2500kcal |
166g〜
290g |
一切れあたり | 176kcal | 26.7g |
シュトーレンは、100gあたり351kcalと予想通りに高カロリーとなっています。
材料が菓子パンと似ているため、菓子パンと同じくらいのカロリーと糖質量ですね。
シュトーレンには、くるみやアーモンドなどナッツ類が高カロリーなので、ナッツ類が多いものは上記の数値よりも高くなります。
どんなにシュトーレンが美味しくてもさすがに1本食べられる人はいないと思うので、1切れあたりのカロリーもみていきましょう。
シュトーレンの作り方や原料によって異なりますが、1切れを50gとすると150kcalから
176kcalとなります。
欧米ではクリスマスシーズンにシュトーレンは家庭で手作りされることが多いですが、日本では市販のものを購入されることが多いですよね。
シュトーレンは、1本持ち上げるとずっしりと重く、1枚ずつ薄く切って販売されていることも多いです。
市販のシュトーレンは、カロリーが高めですので、カロリー抑制中は栄養成分表記のエネルギーの欄を確認してから食べるようにしましょう。

菓子パンって、口あたりが良くて、しかもかる〜いからいっぱい食べられちゃうよね!
でも、それが太る原因。
カロリー抑制中は菓子パンNGだよ!
シュトーレンは高糖質
シュトーレンは糖質を控えるシェイプアップをされている方も、食べる量を気をつける必要があります。
シュトーレンは、一般的なパンの材料の他にも干しぶどう、乾燥プルーン、くるみ、ナツメグといったナッツ類が多く含まれています。
ドライフルーツは水分量が少ない分、少量でも多くの糖質を含むので、シュトーレンの糖質量は100gあたり約41.5gとかなり高糖質なのです。
クリスマスに楽しい雰囲気の中、パクパク食べると軽く100g以上の糖質を摂ってしまうので気をつけましょう。
カロリー抑制中にシュトーレンを食べたくなったら、1切れ50gあたりの糖質量26.7gまでに抑えておくと良いですね。
糖質を控えるシェイプアップをされている方は、1食を40g以下に抑える必要があります。
そのため、シュトーレンはおやつで食べるのではなく、1枚を食事に取り入れたほうが良いでしょう。
シュトーレン1切れはあっという間に食べ終わってしまうサイズですから、物足りないのが正直なところです。
厚めにカットすれば200kcalを超えることもあるので、ケーキと同じくらいのカロリーとなってしまいます。
シュトーレンは自分で好きなサイズにカットすることができるので、クリスマスの日などに1本購入したら、なるべく薄めにカットしてサラダなどで一緒に合わせて食べましょう。
シュトーレンは高糖質の食べ物ですから、量をしっかり調整して食べ過ぎには注意してください。
シュトーレンとスコーンやシナモンロールのカロリー・糖質を比較
続いて、シュトーレンとスコーンやシナモンロールなどの菓子パンのカロリーと糖質を比較していきます。
100g当たり | カロリー | 糖質 |
パンオショコラ | 120kcal | 11.0g |
シナモンロール | 210kcal | 31.9g |
スコーン | 223kcal | 32.6g |
アップルパイ | 330kcal | 39.1g |
ベーグル | 230kcal | 40.0g |
チョココロネ | 300kcal | 40.0g |
シュトーレン | 351kcal | 41.5g |
ミルクフランス | 350kcal | 45.0g |
菓子パンの中でも、シュトーレンはかなりカロリー・糖質ともに高いことがわかりますね。
この中ではパンオショコラが最もカロリー・糖質ともに低くなっていますが、菓子パン自体が高カロリー高糖質な食材であるため、カロリー抑制中に菓子パンを摂取するべきではありません。
シュトーレンのカロリーと他のケーキのカロリーと糖質を比較
シュトーレンは、小麦粉をベースにナッツ類や白砂糖が含まれているために、高カロリー、高糖質な食品でスリム向きではないとわかりました。
シュトーレンは菓子パンと同じくらいのカロリーでしたが、ケーキと比べるとどうでしょうか?
カロリー | 糖質量 | |
シュトーレン | 351kcal | 41.5g |
ショートケーキ | 366kcal | 28.6g |
チーズケーキ | 315kcal | 16.8g |
モンブラン | 315kcal | 50.8g |
シュトーレンは、ケーキと同じくらいのカロリーを持ち、糖質量はケーキよりも高めの数値となっています。
シュトーレンは、強力粉などの小麦粉がメインに作られており、砂糖やドライフルーツが多めに入っているので、ケーキに匹敵するほどの高カロリーです。
クリスマスに食べる菓子パンといえば、他にもパネトーネやパンドーロがありますが、どれも糖質量は40g前後となっています。
シュトーレンを食べるときは、他にスープやサラダと一緒に食べるようにして、シュトーレンだけを食べ続けて太らないように工夫しましょう。
シュトーレンのカロリーを消費するのに必要な運動量
シュトーレンを一切れ(176kcal)食べた場合、どのくらい運動すればカロリーを消費できるのでしょうか。
ショッピング | 79分 |
ウォーキング | 88分 |
ジョギング | 35分 |
自転車 | 25分 |
水泳 | 23分 |
ショッピング | 99分 |
ウォーキング | 109分 |
ジョギング | 48分 |
自転車 | 30分 |
水泳 | 28分 |
※一般平均の体型の場合の消費量なので個人差があります
シュトーレンを食べても太らない7つの方法
シュトーレンはハマると止まらなくなってしまいますので、カロリー抑制中は太らない食べ方で楽しみましょう。
①シュトーレンを手作りする
ご紹介したとおり、パン屋やお菓子店で販売されている市販のシュトーレンは、基本的に高カロリー、高糖質となっています。
市販のシュトーレンは、強力粉とナッツ類と白砂糖で一気にカロリーと糖質量が上がってしまうため、カロリー抑制中は、ほんの1切れしか食べられないのが寂しいですよね。
カロリー抑制中にシュトーレンをたくさん食べたいと思ったら、手作りすればカロリーと糖質を控えることができます。
シュトーレンを手作りするのは難易度が高く感じますが、最近の健康志向ブームにより、スーパーでも代用できる材料を手に入れることができます。
例えば、低糖質のパン類を作るのと同様に、小麦粉を大豆粉やアーモンド粉などに置き換えたり、砂糖を糖質ゼロの人工甘味料で代用してみてください。
シュトーレンを手づりすれば、糖質量を3g前後まで抑えることは可能です。
レシピはネット上でも「低糖質シュトーレン」の作り方が見つかりますので、クリスマスシーズンなどたくさん食べたいときは、手作りすることをオススメします。
②朝食に食べる
シュトーレンをカロリー抑制中にどうしても食べたい場合には、朝ご飯として食べるのが良いでしょう。
朝に食べたものは、日中に活動してエネルギー消費するため、脂肪として蓄積されにくいです。
そのため、カロリー・糖質が高くスリム向きではないシュトーレンは、朝ご飯として食べるのがおすすめ!
ただし、朝起きて、いきなりシュトーレンを食べることは避けてください。
なぜなら、起床したばかりの時間は、寝ている間に食べ物を摂取していないために栄養不足の状態で、非常に栄養吸収がされやすいのです。
その状態でシュトーレンを食べれば、シュトーレンの糖質が勢いよく吸収され、血糖値が急上昇し、逆に脂肪蓄積が促されてしまいます。
では、どうしたらよいのでしょうか。シュトーレンを食べる前に、野菜ジュースでも、サラダでも、野菜スープでも良いので、野菜を摂取するようにしてください。
野菜には、食物繊維が含まれており、糖質を摂取する前に食物繊維を摂取することで糖質の急上昇が抑えられ、脂肪蓄積を防ぐことができるのです。
以上のことから、シュトーレンは野菜ジュースやサラダ、スープと組み合わせて朝食として食べるようにしましょう。
そして、朝食に食物繊維を摂取すれば、カロリー抑制中のお通じの悪さ解消やカロリー抑制中に役立つのです。
シュトーレンに含まれているドライフルーツは、少ない量でも多くの食物繊維がとれるので、カロリー抑制中にお通じの悪さになりやすい方は、朝食に食べることをオススメします。
③3時のおやつに食べる
カロリー抑制中の間食は極力控えるべきですが、どうしてもお腹が空いてしまってシュトーレンを食べる場合には、食べる時間は午後の3時にすること。
シュトーレンは、ナッツ類の脂肪分や炭水化物により高カロリーですが、腹持ちが良いので、おやつに1切れ食べれば間食や次の食事の量を抑えることができます。
特に、昼食と夕食の間におやつとして食べれば、夕食までの空腹感を抑えて、お腹がほどよく満たされて過ごしやすくなります。
そして、カロリー抑制中はスナック菓子やケーキを食べるよりも、シュトーレンを食べたほうが多くの栄養素を摂取できるのでオススメ。
シュトーレンに含まれるドライフルーツには、ビタミンやミネラル、食物繊維を摂取することができます。
もちろん食べ過ぎるとカロリーと糖質量をオーバーしてしまいますが、1切れをおやつに食べるのはサポートになりますよ。
間食するなら夜中よりも15:00から18:00の間に摂取すると、脂肪を溜め込まずにエネルギーを消費できます。
シュトーレンを食べるときは、冷たい飲み物ではなく、熱いお茶(砂糖なし)でゆっくり食べれば太りにくくなります。

シュトーレンにはナッツやドライフルーツがたっぷり入っているので、カロリー抑制中のおやつにしています。1センチ未満くらいに細くカットして食べると、それほど体重に影響しませんし、甘くて濃い味が口のなかに広がりシェイプアップのストレスが緩和されます。甘いものをすべて我慢するのではシェイプアップが続かないので、息抜きも必要です。
(30代・女性)
太らないない方法④よく噛んで食べる
カロリー抑制中にシュトーレンを食べる際には、よく噛んで食べるようにしましょう。
よく噛んで食べることで、満腹中枢が刺激されて満腹感が得られ、食べ過ぎを防ぐことができます。
シュトーレンは硬さが特徴的な菓子パンで、しっかりとよく噛んで食べることで満腹感が得られるのです。
普段の食事で噛む回数が少なく早食いをしてしまいがちな方はとくに、噛む回数を増やして食べることを意識しましょう。
太らないない方法⑤一緒に炭酸水を摂取する
シュトーレンを食べるときには、一緒に炭酸水を摂取すると良いです。
炭酸水といっても、砂糖が一切入っていないものを選んでくださいね。
炭酸水は、空気が入っているためにお腹で膨らんで満腹感がかなり得られやすい飲み物。
そのため、シュトーレンと合わせて炭酸水を摂取することで、シュトーレンの食べ過ぎを防ぐことができるのです。
「満腹感が得られないと、食べることをストップできない・・・」という方は、ぜひ炭酸水を合わせて飲んで、余計にカロリーを摂取しないようにしてくださいね!

シュワシュワ〜の炭酸水はスーパーなどで安く買えるよ。
食べ過ぎてしまいそうな人は、炭酸水を常備しておくべき!
太らない方法⑥一日一切れまでにする
カロリー抑制中にシュトーレンを食べる際には、一日に一切れまでとしましょう。
何度もお伝えしているとおり、シュトーレンは高カロリー高糖質であるために食べ過ぎてしまえば絶対に太ってしまいます。
そのため、一日に食べる量は一切れまでとしましょう。
あらかじめ、一切れまでと決めておき、「それ以上は食べない!」としておくことで、食べ過ぎることを予防することができます。
決めておかないと、「もう少し食べてもいいや」と自分に甘くなってしまうため、摂取量を決め、その量を守って食べるようにしましょう。

カロリー抑制中なのに、友人から手作りのシュトーレンをいただいてしまいました。一口食べたらとても美味しくてパクパクと食べてしまいました。本当は少しずつ細くカットして食べるケーキだそうですが、甘いおやつをずっと我慢していたからか、まったく歯止めが効きませんでしたね。
(20代・女性)
太らない方法⑦ごほうびとして食べる
シュトーレンは、カロリー抑制中のごほうびとして食べて、毎日食べることはしないようにしましょう。
シュトーレンを毎日食べてしまっては、確実に太ってしまいます。
そのため、「○kgの減量に成功したら食べる!」「○日間の食事制限に耐えたら食べる!」など目標を決めて、その目標を達成したごほうびとして食べるのが良いでしょう。
ごほうびがあれば、「目標達成に向かって頑張ろう!」とモチベーションがアップし、シェイプアップが非常に成功しやすくなります。
また、カロリー抑制中でも食べたいものはきちんと食べることで、食事制限によるストレスを軽減でき、シェイプアップを長く続けることができますよ!
シュトーレンのカロリーと糖質のまとめ
シュトーレンのカロリーと糖質量、そして太らない方法をご紹介しました。
シュトーレンは、1本買うとなかなか1切れでは抑えられずに2枚、3枚と食べてしまいますよね。
しかし、市販のシュトーレンは菓子パンと同じくらいのカロリーと糖質量があるので、気軽にパクパク食べるのはNGです。
カロリー抑制中にシュトーレンを食べるなら、1切れに抑えて、食べすぎないように注意しましょう。
クリスマスや特別な日には、カロリーと糖質量を抑えたヘルシーなオリジナルのシュトーレンを手作りすることをオススメします。
材料は低糖質のパンを作るのと同じですから、スーパーで手軽に手に入れることができますよ。
シュトーレンはカロリー抑制中に役立つビタミン、ミネラル、食物繊維もたっぷり取れるので、シェイプアップ生活に上手に取り入れてみてください。

ぼくは、シュトーレンたくさん食べちゃっておデブになっちゃったから、絶対に食べ過ぎないようにね!
シェイプアップに成功して、スリムボディを手に入れてね!
シュトーレンを食べ過ぎて太ってしまったブタ管理人でーす。
シュトーレンには、小麦粉と砂糖がたっぷりと入っているんだ。
だから、カロリー抑制中にシュトーレンなんて食べるヤツは、ぼくみたいに太っちゃうんだぞ!