夏の風物詩であるスイカは、甘くて、みずみずしくて、食べ始めたら止まりませんよね。
水分の割合が多く、それほど栄養価は高くなさそうですが、食べることで得られるメリットはあるのでしょうか。
また、減量中の方や体型維持に努めている方は、食べることで太る心配はないのか気になるところです。
そこでスリミーでは、スイカのカロリーと糖質について、また他の果物とのカロリー・糖質比較やスイカを食べることで得られるメリットをご紹介していきます。
また、スイカを食べて太らない方法についてもチェックしていきましょう!
目次
スイカのカロリーと糖質

さっそく、スイカのカロリーと糖質について見ていきましょう。
スイカ1切れとカットスイカ5個あたりのカロリー・糖質について、以下に記載しました。
スイカ | カロリー | 糖質 |
1切れ(可食部215g) | 80kcal | 19.9g |
3cm角のカット5個(可食部 160g) | 59kcal | 14.7g |
スイカには赤いスイカと黄色いスイカがありますが、カロリーと糖質に関してはどちらも、同じ値です。
これだけ見てもカロリー・糖質が高いのか低いのかあまりわからないので、他の食材とも比較していきましょう。
スイカのカロリーと糖質を他の果物と比較
続いて、スイカと他の果物のカロリーと糖質を比較していきましょう。
どれも100gあたりのカロリーと糖質について示し、カロリーが高い順に並べてみました。
100gあたり | カロリー | 糖質 |
アボカド | 187kcal | 0.9g |
バナナ | 86kcal | 21.4g |
マンゴー | 64kcal | 15.6g |
柿 | 60kcal | 14.3g |
さくらんぼ | 60kcal | 14.0g |
ぶどう | 59kcal | 15.2g |
りんご | 57kcal | 14.1g |
キウイ | 53kcal | 11.0g |
パイナップル | 51 kcal | 11.9g |
ブルーベリー | 49 kcal | 9.6g |
オレンジ | 46kcal | 10.8g |
みかん | 45kcal | 11.2g |
なし | 43kcal | 10.4g |
メロン | 42kcal | 9.8g |
もも | 40kcal | 8.9g |
グレープフルーツ | 38kcal | 9.0g |
すいか | 37kcal | 9.2g |
いちご | 34kcal | 7.6g |
18種類の果物のカロリーと糖質を記載しましたが、スイカは、カロリーに関しては2番目に、糖質に関しては3番目に低い値となっています。
そのため、減量中の方や体型維持に努めている方に適した果物であると言えますね。
スイカのカロリーを消費するのに必要な運動量
スイカを1切れ(可食部215g)食べて80kcal摂取した場合、どのくらい運動すればカロリーを消費できるのでしょうか。
男性と女性、それぞれにおいて必要な運動量を記載しました。
ショッピング | 36分 |
ウォーキング | 40分 |
ジョギング | 16分 |
自転車 | 11分 |
水泳 | 10分 |
ショッピング | 44分 |
ウォーキング | 50分 |
ジョギング | 22分 |
自転車 | 14分 |
水泳 | 13分 |
※一般平均の体型の場合の消費量なので個人差があります。
運動をすることは、カロリーを消費するだけでなく筋肉量がアップして基礎代謝を上げることにもつながります。
基礎代謝が上がると、よりカロリー消費しやすい体となって、痩せやすくなれるんです♪
効率よく痩せたい方はぜひ、食事量を減らすことだけでなく運動をプラスすることも意識してみてください。
スイカを食べても大丈夫?太らない?スイカのメリット

スイカを食べても太らないかというと、答えはYESです!
すでにご紹介した通り、スイカは果物の中でもカロリーや糖質がかなり低い方で、太る心配なく食べることができます。
さらに、スイカには以下のようなメリットがあります。
- シトルリンが痩せやすい体づくりに役立つ
- リコピンで代謝アップ
- カリウムがむくみ解消に役立つ
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
スイカのメリット①シトルリンが痩せやすい体づくりに役立つ
シトルリンは、ウリ科の植物に多く含まれている遊離アミノ酸の一種。
アミノ酸ということは、タンパク質を構成する成分ですね。
体の中のシトルリン量が増えると、アルギニンが増加し、一酸化窒素濃度が上がります。
一酸化窒素には血管拡張作用があり、血流量が増加することによってカロリー消費しやすい体となれるんです。
また、これに伴って、痩せやすい体づくりには欠かせない成長ホルモンの分泌が促されたり、カロリーを多く消費する筋肉が効率よくつくられたりすることが期待できます。
スイカのメリット②リコピンで代謝アップ

鮮やかな赤色を呈すカロテノイドの一種であるリコピン。
トマトに多く含まれていることがよく知られていますが実は、スイカにも含まれているんです。
リコピンがもつ抗酸化作用は、βカロテンの約2倍。
抗酸化作用とは、体をサビつかせる原因となる“活性酸素”を除去する働きのことです。
活性酸素は本来、細菌やウイルスなどから体を守るために必要となる物質ですが、多く発生しすぎることで体をサビつかせ、体のめぐりを悪化させてしまいます。
とうもろこしを食べることで抗酸化作用がもたらされ、活性酸素が除去されれば、体のめぐりがよくなって代謝がアップ!
代謝が上がれば、カロリー消費しやすい、痩せやすい体となれますよ♪
スイカのメリット③カリウムがむくみ解消に役立つ
さらに、スイカにはカリウムというミネラルもしっかり含まれています。
カリウムには、塩分の排泄を促す働きがあり、これがむくみ解消に役立つのです。
むくみは、体内の塩分が過剰になって体が水分を溜め込みやすくなるために起こります。
そのため、体の塩分量が多い状態だと、水を飲んだだけで太ってしまうことが考えられるのです。
食事での塩分摂取が多い方は特に、スイカでカリウムを摂取するのがよいでしょう。
スイカのメリット
太りたくない!スイカを食べても太らない3つの方法

スイカを食べる際には、太らない工夫をして食べることでさらに、スイカのメリットが得られやすくなります。
そこで太りたくない人のために、スイカを食べても太らない方法を3つご紹介していきます。
- 間食に用いる
- 温かい飲み物と一緒に摂取する
- 食べすぎに注意
それぞれの方法ついて、詳しく見ていきましょう。
太らない方法①間食に用いる
甘さがあってしっかりと満足感が得られるスイカは、間食に用いるのがよいでしょう。
減量や体型維持を意識している最中は余分なカロリー・糖質摂取を抑えるためにも、極力間食をしない方がよいのでは?と考える方も多いかと思います。
ただし、どうしても空腹感が我慢できないときや夜ご飯が遅くなってしまいそうなときには、食事で食べ過ぎることを防ぐために少量、満足感が得られる食品を食べるのがよいのです。
スイカを用いることで、砂糖や油をたっぷりと含んでいるスナック菓子やチョコレート菓子を用いるよりはずっと、体を引き締めることに適した間食とすることができます。
太らない方法②温かい飲み物と一緒に摂取する

スイカのショートケーキ
スイカには水分が非常に多く含まれているため、体を冷やす作用もあります。
体温が下がると、代謝が低下して痩せにくい体となってしまうのです。
そのため、スイカを食べる際には温かい飲み物を用意して、体温を下げないように工夫するのがよいでしょう。
お水を沸かしただけの白湯でもよいですが、おすすめは生姜湯!
生姜にはジンゲロールやショウガオールという成分が血行促進によい成分が含まれているんです。
ジンゲロールは血液循環をよくして手指や足先などの末端分まで血液を行き届かせてくれますし、ショウガオールは内臓の温度を上げて、体内から血のめぐりをよくする働きをします。
糖質摂取を増やさないためにも、砂糖は入れないようにしてくださいね。
太らない方法③食べすぎに注意
スイカの食べ過ぎには十分注意しましょう。
いくら代謝アップやむくみ解消、痩せやすい体づくりに役立つ栄養素が含まれているからといっても、食べ過ぎてしまってはカロリー・糖質摂取過多となって痩せられません。
また、スイカを食べすぎることでお腹が冷えて下痢を引き起こす恐れもあります。
一日に食べる量の目安は、小玉のスイカ1/8切れ(200~250g)程度と言われていますが、体質の問題もあるため、不安な方は少なめにしてくださいね。
【スイカのカロリー】スイカは太る!?りんごやグレープフルーツとカロリー糖質を比較のまとめ
今回は、スイカのカロリーと糖質について、また他の果物との比較やスイカを食べることで得られるメリット、太らない食べ方などについてご紹介してきました。
スイカはカロリーや糖質が非常に低い食品であるため、食べることで太ってしまう心配はないでしょう。
また、痩せやすい体づくりに役立つシトルリンや代謝アップが期待できるリコピン、むくみを解消させる働きのあるカリウムなどの栄養素もしっかりと含まれていることが分かりましたね。
減量中や体型維持に努めている最中にも甘いものが食べたい方はぜひ、今回ご紹介した太らない方法を参考に、スイカを食べてみてくださいね。
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