サクサクな衣にジューワーっとお肉の味わいが口の中に広がるとんかつは、美味しくて幸せになります。
そんな美味しいとんかつは高カロリーだからといって、カロリー抑制中は一切食べてはいけないなんて過酷すぎますよね。
きっとカロリー抑制中に、何度もとんかつが頭の中にグルグルと思い浮かべては、必死に我慢している方も多いことでしょう。
でも、本当にとんかつはカロリー抑制中には食べてはいけないのでしょうか?
そこでスリミーでは、カロリー抑制中に気になるとんかつのカロリーと糖質、カロリー抑制中に役立つのか?また太らない食べ方をご紹介していきます。
カロリー抑制中でもとんかつが頭から離れない食いしん坊さんは、ぜひ参考にしてみてください。
目次
とんかつのカロリーと糖質は?

とんかつのカロリーは高カロリーの揚げ物なので脂肪が多く、カロリー抑制中に気軽には食べにくいですが、無性に食べたくなるときがあるんですよね。
気になるとんかつのカロリーからみていきましょう。
とんかつに使われるお肉の代表的な部位は、ヒレとロースですが、それぞれカロリーが異なります。
生肉の時の100gあたりのカロリーは、ヒレ肉は115Kcal、ロース肉は263Kcalとなっており、ロースは脂分が多いため、カロリーはヒレの2倍以上にもなります。
次に、とんかつにした時の100gあたりのカロリーは、ヒレカツは300Kcal、ロースカツは346Kcalとなり、ほとんど変わらなくなるのです。
生の時は、ロースの方がカロリーが高かったのに、なぜとんかつにするとカロリーが変わらなくなるのでしょうか?
とんかつが高カロリーになるのは、衣を付けて揚げると衣が揚げ油を吸うため、一気にカロリーがアップしてしまうのです。
お肉も揚げ油を吸い込みますが、肉は元々脂肪分を含んでいるため、脂肪分が多いほど揚げ油を吸いにくい特徴があります。
ロース肉は脂を多く含んでいるため、あまり揚げ油を吸いませんが、ヒレ肉は赤身が多く脂分が少ないので、揚げ油を多く吸ってしまいます。
ですから、揚げ方や揚げ時間によってはロースよりもヒレカツの方が高カロリーになることもあるのです。
続いてとんかつの糖質量をみていきましょう。
- ロースカツ100gあたりの糖質量約9.1g
- ヒレカツ100gあたりの糖質量約14g
とんかつは高カロリーでシェイプアップの大敵だと言われていますが、糖質量は低いということがわかります。
豚肉にはほとんど糖質が含まれていないため、小麦粉やパン粉などの糖質量が大部分のの糖質量となるのです。
外食でとんかつ一枚(100g)を食べた場合、463kcalあるので、これを有酸素運動で消費しようとすると、ウォーキング173分、ジョギング104分、自転車65分にもなります。
とんかつ単品だけでも高カロリーですが、ご飯が進むと1,000kcalを軽く超えてしまいますので、カロリー抑制中はとんかつは気軽に食べるものではないことがわかります。
カロリー抑制中に外食でとんかつを食べるなら、しっかりカロリーを確認しましょう。
とんかつのカロリーと糖質を比較

とんかつは高カロリーのため、カロリー抑制中は気軽には食べられないとわかりましたが、他の和食のメニューと比べるとカロリーと糖質は高いのでしょうか?それとも低いのでしょうか?
その結果は、以下の通りです。
とんかつとその他の和定食のカロリー
とんかつ定食 | 910kcal |
すき焼き定食 | 925kcal |
しょうが焼き定食 | 906kcal |
てんぷら定食 | 830kcal |
ひれかつ定食 | 814kcal |
アジフライ定食 | 810kcal |
鳥照り焼き定食 | 776kcal |
さば味噌煮定食 | 755kcal |
牡蠣フライ定食 | 720kcal |
秋刀魚塩焼き定食 | 645kcal |
鯵塩焼き定食 | 615kcal |
刺身定食 | 608kcal |
とんかつ定食は、他の和定食と比べると高カロリーであることがわかります。
カロリー抑制中は、お肉はヒレやももなど赤身が多い部位を選んだり、白身魚やマグロ・カツオなどの赤身を選ぶとカロリーを抑えることができます。
カロリー抑制中は、焼き魚定食、刺し身定食を選ぶと、糖質・脂質が少なく、肉類に比べて低カロリーなのでオススメです。
鶏モモ肉など皮が付いているものはカロリーが高くなるので控えましょう。
また、カロリー抑制中はドレッシングやマヨネーズなどのクリームタイプの調味料は避け、ノンオイルのものを選ぶと良いでしょう。
そして、外食でとんかつ定食を食べる場合、ご飯をおかわりできたり、かなり多めにご飯が入っています。
カロリー抑制中は、定食のご飯は少し残すようにして、おかずを中心に食べてカロリーを少なくする工夫が必要です。
カロリー抑制中でも、主菜のタンパク質・脂質、副菜のビタミン・ミネラル・食物繊維といった栄養バランスは大切です。
カロリー抑制中にとんかつを食べても大丈夫?

とんかつは揚げ物なので、カロリー抑制中の方は、控えている方が多いと思います。
ただし、カロリー抑制中だからといって、とんかつを食べてはいけないというルールはありません。
とんかつの食べ方を工夫すれば、カロリー抑制中でも美味しくとんかつを食べることができます。
例えば、付け合せのキャベツには食物繊維が多く含まれており、油を吸着して体内に吸収されるのを防ぐ働きがあります。
食物繊維は消化した栄養の吸収を緩やかにする働きがあるので、とんかつを食べた後の血糖値の上昇を抑えてくれるのです。
キャベツを先に食べて、血糖値の上昇が緩やかになると、血液の中の糖分を細胞に取り込んで、脂肪に変える働きのあるインスリンが少なくなるので、とんかつを食べても脂肪が付きにくくなるのです。
また、キャベツには、ジアスターゼという消化酵素を促す作用やキャベジンという胃の粘膜を修復する働きがあるのです。
キャベツをよく噛んでいると、脳の満腹中枢を刺激して満腹感をもたらしてくれるため、食べ過ぎも予防してくれるのです。
とんかつ屋さんに行ったら、ご飯お替り自由をしない代わりに、キャベツをいっぱい食べるようにしましょう。
とんかつを食べるときにはテイクアウトがおすすめ

最近のとんかつ屋さんは、ご飯やキャベツがおかわり自由になっていて、とても魅力的ですが、カロリー抑制中には、食べすぎないためにテイクアウトにしましょう。
外食でとんかつを食べる場合は、選ぶメニューによってカロリーオフが可能になります。
とんかつのテイクアウトメニュー
新宿さぼてん
・三元麦豚ロースかつ 601kcal
・特撰ヒレかつ 355kcal
・健美豚ロースかつ定食 1053kcal
・三元豚ロースかつ定食 926kcal
とんかつ和幸
・ロースかつ御飯 1568kcal
・ひれかつ御飯 1463kcal
とんかつまい泉
・ロースかつ 690kcal
・特製ヒレかつ 546kcal
とんかつをテイクアウトしたら、食事の最初にキャベツや野菜を食べて、その後に、メイン、ご飯という順番に食べていきましょう。
最初にキャベツや野菜を食べることで食物繊維が血糖値の上昇を抑えて、脂質の吸収を抑えるよう働いてくれます。
また、冷凍のとんかつも低カロリーで気にせず食べられるので、お手軽でオススメです。
冷凍食品ニチレイフーズのやわらかひとくちカツは、1つ20gで70kcalととんかつの中でも低カロリーです。
カロリー抑制中も1日の摂取カロリーをきちんとコントロールできればとんかつを食べてもスリムになることができます。
とんかつの太らない食べ方は?
とんかつの太らない食べ方は、ご飯をカットすれば、カロリーも糖質も控えることができるので、太りにくくなります。
白米の代わりにキャベツを多く食べれば、カロリーを抑えながら、美味しいとんかつを食べることができます。
白米140gあたり235kcalカロリーですから、キャベツの千切り200gあたり46kcalに置き換えるだけで、189kcalもカロリーカットできるのです。
キャベツには、揚げ油や肉の脂肪による胃のむかつきや胃粘膜の修復を助ける作用がありますので、カロリー抑制中に役立ちます。
カロリー抑制中にとんかつを食べるときの注意点
最近は、ノンフライのとんかつは低カロリーでメタボ対策として口コミでも人気がありますが、脂質が少ないので腹持ちが悪くシェイプアップには不向きです。
普通のとんかつを上手に取り入れた方が、食べ過ぎを予防できるのでオススメです。
そして、とんかつを食べるときに、キャベツの千切りにオイリーなドレッシングやソースをかけすぎないように注意しましょう。
とんかつソースは大さじ1杯で24kcal、ドレッシングは種類により異なりますが、フレンチドレッシングは大さじ1杯で61kcalもあるため、かけすぎには要注意です。
カロリー抑制中は、調味料やドレッシングにも気を使うことで、摂取カロリーを抑えて痩せやすくなります。

例えシェイプアップ中でも、ときどき外食してガッツリ食べるのが私流。とんかつも食べます。そんなときは、カロリーとかシェイプアップのことを忘れて、思い切り食事を楽しむようにしています。高カロリーな外食は月に一度のお楽しみ、ということにしておけば、それほど怖くありませんし、普段は粗食で頑張れます。
(30代・女性)

私は、お昼にとんかつ定食を食べても、また晩御飯にコロッケやすき焼きなどを食べられるお腹の持ち主です。当然、摂取カロリーは体に反映して、デブまっしぐら。テレビに出ている大食いタレントさんが羨ましいです。高カロリー食が大好きな私の実感ですが、ずばりとんかつは太るメニューだと思います。
(20代・女性)
とんかつのカロリーと糖質&太る食べ方はのまとめ
今回は、カロリー抑制中でもどうしてもとんかつが食べたい!という方にカロリーや糖質、太らない食べ方をご紹介しました。
とんかつは、高脂質で高カロリーですが、腹持ちがよく、糖質が低めなので上手に取り入れるとサポートになります。
カロリー抑制中は、摂取カロリーをコントロールして美味しいとんかつを食べながら乗り切りましょう!
コメントを残す